腎不全チーム医療協議会(Kicos)

Kicosについて

Kicosについて

Last Update:2023年8月19日

Kicosとは

2011年日本移植学会を中心とするレシピエント移植コーディネーター合同認定員会による、認定レシピエント移植コーディネーター(Recipient Transplant Coordinator:RTC)認定制度が開始されました。現在までに150名以上のRTCが認定され、移植実施施設での腎代替療法(以下RRT)選択説明から移植後外来通院時の生活指導、移植前施設でのRRT、移植後の通院施設で生活指導など従事する業務は多岐に渡っています。しかし、RTCの活動内容や活動環境は統一されたものがあるわけではなく施設間差が多いことや、施設でのRTC数も差があり、現状は1人で奮闘している状況が多いことに加え、部署異動と共に現場を離れ、資格更新が出来ない者がいることなどが問題として挙げられています。このような状況下において、施設内では個人的に活動していても全国のRTC同士で情報やツールを共有できれば、横断的なつながりの創出、孤軍奮闘することの精神的負担が軽減するのではないかという思いから2016年に勇志で発足した団体です。
 役員は透析技術認定士・腎臓病療養指導士・慢性腎臓病療養指導看護師(Chronic Kidney Disease Leading Nurse:CKDLN)の資格を有する者や、腎疾患研究者であり、腎疾患患者を「看る」ことにおいて保存期・透析期・移植期を分断して捉えるのではなく、CKD全期をトータルケアとして看ることができる知識や実践能力や研究能力を備えているのが強みです。保存期や透析スタッフが移植は特別ではないと感じ、移植側からも保存期・透析を知る場を目指し、「教育」「ネットワークづくり」「情報提供」を軸に取り組み、CKDに携わる医療者の多職種連携を目指し活動を展開しています。

主な活動としまして
①透析側への働きかけとしてCKD全体の共通テーマを主としたCKDにかかわるスタッフが交流できる
   学術大会の開催
②移植側への働きかけとして、臨床腎移植学会での移植にかかわるスタッフ(特に医師とコメディカル)
 が交流できるセミナーを開催
③ホームページではカレンダーでCKDに関するスケジュールや学会レポートのUPや誰でも相談できる
 ZOOMミーティングによる「CKDcafe」を月1回開催
④学科での展示ブース出展
をしております。
さらに、2020年からはcovid-19禍に陥り、対面での活動は難しくなりましたが、本来目指していたWEB上の活動を推進することができ、繋がる輪が広がり、日本移植学会からの依頼を受け「腎移植患者さんのための新型コロナウィルスワクチンに関するQ&A」1)の作成にも協力するなど社会貢献にも参加できつつあります。
                     2022年4月1日 腎不全チーム医療協議会(Kicos)代表
                                       河野 恵

Kicosについて(2023)

ご挨拶

Kicos(腎不全チーム医療協議会)が発足し、6年目になります。
昨年度に引き続き、Kicosの代表を務めさせていただきます、奈良県立医科大学附属病院の河野と申します。
covid-19禍におきましては、学会等の現地開催もほとんどなくWEBでの参加となり少し寂しいところもありますが、Kicosとしましては本来目指していたWEB上の活動を推進することができ、以前よりも顔を合わせる機会が増えています。
まだまだ慣れない部分も多くありますが、何とかこのIT時代に必死についていきながら顔を合わせる関係づくり、タイムリーな話題と情報・資料の共有と学会・セミナーの継続に励んでおります。
活動の詳細は以下の「Kicosとは」にも記載しておりますが、CKDをトータルにケアするためには多職種が関わる必要があります。もっともっとCKDに関わる多くの方々とつながっていければと考えています。お知り合いのCKDに関わるスタッフにもお声がけいただき、ぜひCKDcafeや学会・セミナーにご参加いただければ嬉しいです。
みなさまのご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

 

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